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TOP > SAMT-NETセミナー > ヤンデル先生の対比教室 第8回

第8回: 某インターネット医療サイトから対談のゲストとして呼ばれたが明らかにイロモノ枠として呼ばれている件

皆様どうもお疲れ様でございます。毎度おなじみ、病理広報アカウントのヤンデルでございます。 Twitter の方では、この原稿を書いている( 5 月 31 日)時点でフォロワーさんの数が 9800 人。いよいよ、 10000 人の大台が見えてきました。自分の私生活は一向に向上しませんが、ネットライフだけが充実していきます。
さて、今回は、原稿の締め切りをすっかり忘れておりました。おまけに、 1 週間後には札幌で病理学会、 2 週間後に松山で超音波検査技師会 JSS が控えているというのに、どちらも全く準備できておりません。
ということで、すみません、今回はちょっとした「息抜き回」とさせていただきます。もちろん、ただ休んでしまうと怒られますので、「ここまでの 7 回分で何を書いてきたのか」を振り返ってみようと思います。総集編という奴です。懐かしの水曜どうでしょうでも、出張費がなくなったらすぐ総集編をやっていました。バラエティ肌の人間としては、生き様という意味でも参考になりますね!

【ヤンデル先生の対比教室 ここまでのあらすじ】
・第 1 回:甲状腺乳頭癌を題材に、被膜や病変内部に見られる「ムラ」を解説。悪性病変では、腫瘍が能動的に形成する線維化と、生体が防御反応として形成する線維化がせめぎ合って、病変内にムラができます。ムラムラです。
・第 2 回:「腫瘍細胞と間質の比」について説明。腫瘍細胞をビル、血管を道路、間質の線維を木々に例えて、腫瘍を「ビルと血管が交互に、密に走っている都会型」と「ビル・家がまばらで血管もめちゃくちゃ、木々がおいしげっている山奥型」に分類します。造影エコーに必須の考え方です。結構評判のいい回です。
・第 3 回:同じエコー所見であっても組織像が似ているとは限らないということを、甲状腺の「篩・モルラ型乳頭癌」と「硝子化索状腫瘍」という珍しい病変 2 例をモチーフに解説します。いずれも後方エコーが増強する病変ですが、その性状は大違い。組織対比なしに超音波像を解釈しているとハマりがちな落とし穴があります。
・第 4 回:エコーに役立てるための病理を勉強しようと思った場合に、肝臓や膵臓、乳腺などの実質臓器と、消化管のような管腔臓器では、それぞれ微妙にコツが違います。。この回では、消化管(管腔臓器)エコーを読み取るコツとして、「層構造シェーマ」をご紹介。消化管の脂肪腫、 GIST 、カルチノイド、進行癌、悪性リンパ腫の 5 つを並べて紹介しています。このシェーマを昨年の札幌 JSS で講演に使ったところなぜかいろいろなところで有名になりまして、すでに何カ所かで講演に使っております。本年 7 月には大分で、また来年の JSS (名古屋)でも講演することになりそうです。名古屋の方はまだナイショですが……。
・第 5 回:「エコーで乳管内進展だと思って、病理報告書読んでみたら、乳管内進展ありって書いてあった!やったー当たったー」。本当ですか?それ、本当に当たってたんですか?という回です。病理報告書の文章のみを使ってエコー・病理対比を行うとしばしば起こる「誤解」について解説しています。エコー・病理対比をやっていると、このような誤解をしている人と多くお会いします。
・第 6 回:連載開始から 1 年が経ったにも関わらず、どちらかというと総論的な内容ばかりで各論がなかなか進んでいかないことを反省する……わけもなく、「だったらいっそ総論中の総論、『病理組織標本の写真をゲットする方法』を解説してしまえ!」と悟ってしまった回です。「病理医にどのように写真をお願いすればいいか」というポイントを解説。地味に保存版です。
・第 7 回:多くの外科医・内科医、はては放射線科医まで勘違いしていると噂の「リンパ節転移」について。実際に病理を見ていると、画像で見えようがないリンパ節転移というのがけっこうあります。具体例を、甲状腺乳頭癌のリンパ節転移例を元に解説。こんなの画像で見るの無理だろと思いがちですが、実はここにソナゾイド造影などを加えると、小さくても見える場合があります……けど、ちゃんとした臨床研究データはないんですけどね。(チラッチラッ
 
 ここまでが第 7 回までのダイジェストです。以上のバックナンバーは、なんと!札幌臨床検査技師会のホームページに、特別コーナーを用意して頂いており、そこで読むことができます(札幌臨床検査技師会で検索すればすぐ出てくる)。無料です。太っ腹ですね。出版する気はないんですね。ネット上に私の実名がばっちり載っていて泣きそうになります。
今回は総集編でした。今後も忙しい時は総集編やります。すみません。次回・第 9 回の原稿で書く内容はもう決まっています。 6 月に JSS で発表する内容をそのまま書こうと思います。松山にいらっしゃる方は、できればリアルタイムで私の発表をご覧ください。もっとも、この文章が皆様のお手元に届くのは、 JSS が終わった後ですが……。

?(o ?∀? )? カラ元気も元気 :